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お知らせ
≪重要なお知らせ①≫当院での新型コロナウイルス感染への対応について(2020.3.6)
2020.03.06
既にご存じのとおり、新型コロナウイルス感染者の拡大により、誰もが感染者になる可能性があります。中国疾患コントロールセンターの報告によれば、感染者の81%は軽症ですが、14%で重症化、5%が重篤、2.3%が死亡となっています。
特に、高齢者や持病(循環器疾患・高血圧症・糖尿病・呼吸器疾患等)のある方は重症化しやすい事がわかり、今後いかにそうした患者さんへの感染を防ぐかが大切です。
循環器内科を標榜する当院では、こうした基礎疾患をもつ高齢の患者さんが、全体の70-80%を占めており、すでに院内感染の不安から、内服薬が無くなっても受診を控えてしまう患者さんも出ており大変危惧しております。
院内感染を防ぐためには、発熱や咳、だるさ、のどの痛み等、風邪の症状がある患者さんと、生活習慣病等で通院される患者さんを濃厚接触させないことが大変重要ですが、一方で風邪症状のある患者さん同士の接触を避ける事も必要となります。
これまで、当院では待合室内で空間的に一般の患者さんと、風邪症状の患者さんを分離してきましたが、今後は時間的にも分離する必要が出てきました。
そうしなければ、今後院内でコロナ陽性の患者さんが見つかった時に、となりに座った風邪や胃腸炎の患者さんに感染のリスクがあるだけでなく、濃厚接触者として14日以上の健康観察対象者となる可能性があります。
また、医療スタッフも自ら感染者となることを防がなければ、知らぬ間に自分たちが他の患者さんに感染させてしまう可能性もあります。新型コロナは、多くの無症状感染者がいることはご承知のとおりです。
一方、現在医療現場での資材不足(感染防御用N95マスク・防護用ガウン・ゴーグル・手袋・消毒用エタノール等)は深刻であり、一般の患者さんと感染疑いの患者さんを交互に診察することは、物量的にも時間的にも不可能と考えます。
以上を踏まえ、当院では感染症疑いの患者さん(普通の風邪、インフルエンザ、胃腸炎も含む)は、すべて事前の電話受付・予約にて一般診療終了後の夜間帯に集中的に診療を行うことにしました。
詳細は、≪重要なおしらせ②≫をご参照ください。
緊急状況下での苦渋の選択ですので、皆様に十分ご納得いただくことはできないと承知しておりますが、スタッフ一同全力を尽くしておりますので、何卒ご理解とご協力をお願い致します。